ポケットWi-Fiにも、速度制限がある?
速度制限とは?
1つあるだけで、いつでも、どこでもインターネットを楽しめるポケットWi-Fi。そんなポケットWi-Fiを選ぶ際の基準として、値段や通信速度を挙げる人は多いでしょう。しかし、選ぶ基準はそれだけではありません。
もう一つの重要な基準として、「速度制限」というものがあります。
スマートフォンでは、「全てのユーザーが公平に通信を行えるように」通信制限を設けています。 もう少し分かりやすく説明します。月々の使用料は全員が同額を支払っていますよね。にもかかわらず、特定の層のみが、ドンドンインターネットを使用し、残りのユーザーが、ほぼ、インターネットを使用できないのは不公平ですよね。そこで登場するのが、速度制限。「1か月に1人7GBまで」という制限を設けることで、公平な利用が可能になります。
意外な落とし穴?
同様のことがポケットWi-Fiにも適用されています。例えば、Y!mobileのポケットWi-Fiならば、「1か月で、7GB以上」もしくは、「3日間で1GB以上」のどちらかに引っかかってしまうと、速度制限になってしまいます。
docomoの場合には、プランによって異なりますが、「1ヶ月に5GB、もしくは8GBを超えると」速度が減速します。
どのくらい減速してしまうのかというと、「下り速度128kbps」。
具体的には、Yahoo!のトップページを開くのに、およそ30秒かかります。
これでは、ほとんど使い物になりません。
WiMAXはどうなんだ?
最後に、WiMAXの速度制限について見ていきましょう。
ですがその前に、ポケットWi-FiとWiMAXの関係を説明します。
ポケットWi-Fiが採用している通信方式は、大きく分けて2種類あります。1つ目が「LTE」
LTEは、WiMAXと比較して、室内での通信に強いという特徴があります。
それに対し、WiMAXは室内の通信には弱いですが、同じ回線で使い放題ができます。
基本的なことが分かったので本題に入ります。
「WiMAXに通信制限があるのか?」という疑問の答えは、「ある」という答えになります。
WiMAXの通信制限内容は、「3日間で3GB以上のデータ通信を行った場合」となっています。3GBは具体的にどれくらいか、Youtubeを例に説明します。
スマートフォンならば、1回5分の動画を 約150回(約12.5時間)視聴を行うと、3GBに到達します。
パソコンであれば、同じく1回5分の動画を約60回(約5時間)の視聴で、3GBになります。
2015年3月に発表されたスマホ利用者の1か月平均通信量は、3.53GB。つまりほとんどの方は、WiMAXの通信制限に引っかかることなく、使用可能と言えます。